股関節痛みと股関節のゆがみ
股関節のゆがみは、骨盤のゆがみと密接な関係にあり、股関節は骨盤に付着しているものですから、骨盤のゆがみがあると股関節のゆがみも必ず起きてしまいます。 股関節は骨盤の関節窩という臼状の骨盤の凹みの中に納まっているわけですが、球状の大腿骨の大腿骨頭が臼状の関節窩の中をスムースに回転することによって、下肢体である足が動いて歩いたり走ったり、階段の上り下りが自然にできるようになっています。 股関節の痛みは、骨盤の臼状の関節窩の中に球状の大腿骨の大腿骨頭が定位置に収まっていないで、逸脱している状態で大腿骨頭が臼状の関節窩の中をスムースに回転できないで、歩いたり走ったり、階段の上り下りの時あるいはかがむ時に、引っ掛かって股関節の動きが制限されたり股関節に痛みを伴うのです。 骨盤の関節窩と大腿骨の大腿骨頭をあわせて股関節となっているわけですから、骨盤のゆがみがあると左右の大腿骨頭が収まる関節窩もずれて、左右・上下・前後の三次元の方向に左右股関節のバランスがくるっていまい、立っている時や歩いている時の偏ったが生活行動を続けて行くうちに、ますます骨盤の傾きも増して悪循環に陥ってしまいます。 このように股関節のゆがみがあると足の運び方に異変が生じて偏った歩き方になり、股関節の痛みが伴っていなくても、股関節のゆがみから足の運びが不安定なために転びやすくなったり、かがんだり、座っている状態から立ち上がろうとする時などの日常のさりげない動作にも、股関節のゆがみから来る不都合と不安定さは伴ってしまいます。 O脚やX脚も股関節のゆがみと密接な関係があり、恥骨結合と股関節の開き方によりO脚やX脚のように左右の膝の隙間が拡がったり狭くなって左右の膝同士がぶつかる羽目になります。 股関節のゆがみを調べるには、膝を立てて仰向けになって、膝を胸に幾分か近づけるようにして膝頭の位置が見えるまで曲げてみると、膝の高さの差が大きく出ているほど股関節のゆがみを表しています。 もう一つは、同じ膝を立てて仰向けになって膝を胸に近づけるように曲げて行くと、真っ直ぐな動きではなく左右に蛇行しながら胸に近づいて行く動き、あるいは斜めに曲がってしまうような動きであれば、股関節のゆがみがあるという証です。 三つ目は、同じポーズで最大限に曲げた時に膝が胸と接触しないで離れているか、足底を床面に着けたままで左右に膝を倒すと、片側あるいは左右両方とも硬くて深く倒れにくいようであれば、これも股関節のゆがみがあると言えます。 股関節のゆがみは、日常生活の上においても偏った立ち方とか偏った歩き方の悪循環に陥って、その悪いパターンを続けているうちに足の接地や歩行時の着地もフットバランスがくるって偏りが生じていますから、股関節から始まる下肢全体の足のゆがみをも生み出してしまいます。 それは足の指の変形を招いて、外反母趾はその典型であり、これは股関節が外に開いている場合に足の運びが外側に円を開いてのぶん回し歩行となり、着地時に親指から接地して体重が掛かる歩行を続けているうちに外反母趾が出来上がっていくのですが、もちろん幅が細い履物の弊害も関係します。 股関節のゆがみは、足全体に悪い影響を及ぼしますから足指のゆがみに限らず、足首ゆがみや膝のゆがみもともないますし、体全体としましては顎関節・肩関節・股関節は連係して、顎のゆがみ・肩のゆがみ・股関節のゆがみの3つは同時に起こりますので、股関節のゆがみは体のゆがみに繋がってしまいます。 |
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