顎のゆがみ

顎関節は、生きて行く上では欠かせない食べ物の咀嚼作用を担っていますし、喋る時にも顎関節の動きにより口の開閉が伴いますから、15種23個の骨の集合体である頭蓋骨の中でも極めて重要な部位に顎のゆがみが起きると体に与える悪影響は甚大なものになります。

顎がゆがんでいる場合は唇にもゆがみが生じていますから、顎のゆがみは唇を見れば確認できますし、その他にも唇の周囲の人中(鼻の下の縦の線)とかほうれい線のゆがみはほうれい線の深さと角度の左右差も出ているはずです。

顎のゆがみは、噛合せにもくるいが出て上の歯と下の歯が、旨く噛みあわないで偏った噛み方になってしまいますから、このような悪循環が続いているうちに顎関節症になってしまい、顎関節痛(顎の痛み)・顎関節雑音などに苦しんでしまう場合もあります。

顎関節の下顎頭(下顎の先端)は耳の穴の下に位置していますので、顎のゆがみにより内耳を刺激して平衡感覚のバランスがくるった結果、めまいに苦しんだりする場合もありますし、耳鳴りに悩まれる方もいらっしゃいます。

顎の周囲には、多数の唾液腺が存在しますから、顎関節の位置異常により唾液の分泌を阻害し、これが消化吸収の第一歩からのつまずきとなって、そのメカニズムをくるわせてしまうことで、負担をかけるためにしいては内臓疾患にも結びつきます。

口の中に食べ物が入った瞬間、もしくは食事をしようとする行為の前から、食べ物を見たり食事をしている想像をするだけで、唾液の分泌が始まっていますので、やはりこれが消化吸収から排泄にいたるまでの第一歩なのです。

成人で1日あたりに 1.5リットルの唾液を分泌すると言われていますが、これは1日に出るお小水の量とほぼ同じくらいを出していますから、これが滞ったり出すぎたりすると快食・快便の妨げになって、滋養の吸収もスムースに行かずに体調不良を引き起こしてしまいます。

唾液は量ばかりではなく、唾液の質もバランスを保てていなければなりませんので、唾液腺は、大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つと小唾液腺の口唇腺、頬腺、舌腺および口蓋腺、洗浄腺の合計8種類も備わっていて、これらがバランス混ざり合って程よく働いてこそ健康を維持できるのです。

これが一番の肝心要であり、顎関節の位置がくるうと生体に大変な悪影響を及ぼしてしまい、唾液の分泌が旨くバランスを保てていない分、消化器系の内臓にも負担をかけることになって、このような悪循環から、やがて内臓疾患へとつながってしまうのです。

世間一般に行われている医療行為は、検査をして薬を処方されるのが通例ですから、これでは仮にが悪いとして、永続的に胃腸薬を服用しているのが関の山で、根本的な解決に至らないばかりか、薬の副作用にも苦しむことにもなるでしょう。

このように顎のゆがみは口元のゆがみや顎関節症だけではなく、体の内面にも悪影響を及ぼし全身症状へと繋がって行くものですから、放置しては置けませんが、単純にゆがんでいる顎の骨や頭蓋骨を矯正して解決でき得るものではありません。

十全治療院では、顎のゆがみ矯正も上部頚椎の一箇所の矯正で対応いたしますが、これは顎のゆがみも矯正もふくめた15種23個の骨の集合体である頭蓋骨矯正も的確な脳からの指令によりなされます。