正しい姿勢

206個前後あると言われている人体の骨の全てがバランスが整い均衡を保てているのが、「正しい姿勢」であると言えますが、逆にこれは体のゆがみがない理想的な健康体ですね。

よく背筋を伸ばして姿勢を正しているのが、良い姿勢であると勘違いしている向きがありますが、これは学校教育の賜物であって本来の正しい姿勢ではありませんし、常に背筋を伸ばそうとする意識が働いているために、日中それこそ何十回も胸を反らせることが重なり、特に背骨の胸椎のあたりがへこんでしまっているケースが結構見受けられます。

背骨はS字状のカーブを描いているのが理想であり、頚椎の前弯・胸椎の後弯・腰椎の前弯・仙椎(骨盤の中央)の後弯により、真横から見てちょうどS字を描きくような感じになっているのが、上からの重力(頭部の重みなど)や地面の反作用からのショックを吸収する力学的な役目を果たしているのです。

姿勢保持の役割を果たしている、インナーマッスル(深層筋)が弱体化すると姿勢が悪くなり、腰痛や背部痛などを引き起こしやすくなります。

「老化の始まり」と言われているように猫背は、バランスが悪くなって背骨にも負担がかかって、慢性腰痛に苦しむことになりかねないのです。

靴の踵(かかと)の減り方に偏りがあり、左右差や極端に内側や外側が減ったりするのは、体のゆがみが増大して歩行バランスが偏っているからなのです。

※ 骨格筋には、体を動かす役目の表層筋(アウターマッスル)と姿勢を保つ動きを調節する深層筋(インナーマッスル)があります。

◆ インナーマッスルの衰えを表す、危険信号

◇ 立っているとすぐに、壁にもたれかかった、り椅子に座りたくなったりする。

◇ 椅子に座っている時に腹と腰に力が杯らず、背筋が丸まっている。

◇ 腰や膝が重くて痛みが出てきた。

◇ 以前より背が低くなって、身長が縮んだ。

◇ 食べる量は変わらないのに、太りやすくなった。

◇ どうも冷え性になってきたようだ。

正面から見て、ご自身がどれくらい体にゆがみが起きているか、ぜひ鏡の前に立ってチェックして見られたら如何でしょうか ?

(1) まず耳の高さからですが左右の耳のどちらかが傾いているのは頭の軸が傾いています。

(2) 肩の高さと幅を見比べて下さい。 その時に肩のカーブが丸くなく、いかり肩になっている場合は肩に極度の緊張がともなっていて、肩こりが酷いタイプです。

(3) 骨盤の傾きですが、これがあると歩行バランスの偏りがあり腰痛になりやすいのと、骨盤の左右の厚みが違っているばあいは股関節の位置もくるっていることでしょう。

何れの場合も、左右の高さの差だけではなく、片方が前方へ出ているなどの体のよじれも伴っているはずです。

下のイラストは、左端が正しい姿勢で、背骨のS字状カーブも理想的な形になっています。

正しい姿勢と悪い姿勢の3つのパターン
↑左端が正しい姿勢   右から悪い姿勢の3つのパターン