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顎関節症と開口障害

顎関節症と併発する開口障害。口が開かない開口障害は、顎関節症の症状の一つです。顎関節症を改善して、顎の痛みを楽にしましょう。

口の開閉が困難になる開口障害

顎が痛くて口を開きにくい開口障害は、口を開ける時に働く外側翼突筋の働きが弱くなって、口を閉じる時に働く咬筋・側頭筋・内側翼突筋の機能亢進によって引き起こされていると言えます。

「口を開ける時に、こめかみの痛みを感じます」との患者さんからの訴えがよくあります。顎関節の動きと一緒にこめかみも動くから頭痛開口障害が発症するのです。

こめかみの骨は、蝶形骨の一部ですから頭蓋骨のゆがみが顎関節症とこめかみ頭痛の原因になっているのです。

口の開閉を滑らかに保つためには、正常な顎関節の位置が大切で、15種23個の骨のパーツの集合体である頭蓋骨のゆがみが正されれば顎関節の位置も正常になり、口の周囲に存在している咀嚼筋群への圧迫が緩和されて正常な顎関節の動きへとつながってまいります。

顔のゆがみを観察すれば、顎関節の位置異常にも察しがつきますが、特に唇の傾きやほうれい線の深さと角度の左右差、人中の傾きが大きければ顎の位置も良くないのです。

頭蓋骨のゆがみは、骨に付着している咀嚼筋の緊張やヒキツレを招いて、口を開く時に働く筋肉が動きを制限されたり、口を開く時に緩まないといけない筋肉が緊張したままになったり、口の開きを妨害してしまいます。

このような咀嚼筋の拮抗状態が崩れていることが、開口障害につながっているということに加えて、顎関節の位置も定位置ではなく顎の関節内の滑らかな動きを制限してしまっています。

その他、以下のような相談をいただくことがあります。

「例えばあくびをして大きな口を開けた時などに、顎が度々外れるので困っています。」

口を大きく開けた時に、顎の関節が外れた状態で口が閉じなくなることを「顎関節脱臼」といい、まさしくこれは「顎が外れた」状態をさします。

口を大きく開けた時に、顎の関節が外れた状態で口が閉じなくなることを「顎関節脱臼」といい、まさしくこれは「顎が外れた」状態をさします。

顎関節に手の指を当てて、手の触覚で顎関節の動きの左右差を比較すると、口を開く時と閉じる時の左右の時間差(タイミング)、左右の移動している距離差があったり、顎関節の片側が外へ膨らんで手に出っ張りを感じたりするのは、いくら自覚症状がなくとも、顎の位置は悪くて非対称なのです。

中には、片方あるいは左右両方とも、動きを殆ど手で感じ取れない場合もあるかも知れません。

顎関節と開口障害に関連する咀嚼筋

  • 咬筋

    口を閉じる時に下顎を上げる筋肉

  • 側頭筋

    口を閉じる時に最も強く下顎を引き上げる筋肉

  • 内側翼突筋

    口を閉じる時に下顎を上げ前方へ移動する筋肉

  • 外側翼突筋

    口を開ける時に顎関節を前方に引き出す筋肉

  • 舌骨筋

    口を開ける時に下顎を下に引く筋肉

※ 咀嚼筋は、三叉神経の領域です。

開口障害が起きていると、食事の時、深刻な場合では会話時にも支障を来していることが少なくはありません。

また顎関節のゆがみは噛合わせにも異常を来して、食いしばるくせが顎に負担をかけて、噛みしめるくせや歯ぎしりなどの噛みぐせを招いて、さらなる開口障害の原因になりかねません。

なおかつ顎関節は唾液の分泌にも関連があり、唾液分泌が滞るようでは舌の動きも滑らかではなくなり、益々しゃべり難くなってしまいます。

顎ずれの矯正が​開口障害の対策になります
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